代表挨拶
プリンティアナカヤマは皆さまのご愛顧により、創業100年を迎えました。これからも地元長野を中心として全国のお客様に真心を込めた印刷をお届けします。
1947(昭和22年) 長野県伊那市に生まれる。少年時代は野山や天竜川が遊び場で、山菜、茸採り、魚獲りに明け暮れる。学生時代も休日は山と森の生活。しかし読書量もこの頃が一番で、お金はなかったが、何にでも夢中になれる良い時期であった。
印刷業界が活字組版から写植に代わる兆しが見え始める頃、写真植字機研究所(写研)に就職、東京で1年営業活動をした後、九州地区担当となり福岡へ転勤。お客さんと博多中州の居酒屋、出張先の鹿児島、宮崎では焼酎を酌み交わし「活版からオフセットへの変換」を熱く説くこと2年。仕事、食べ物、酒、遊び、忘れられない経験ができた。
実家が活版印刷であったため、危機感を持ち帰郷。やっとの思いでオフセットの製版と印刷設備を導入、出始めのパソコンなども全て自分自身で覚えた経験が大きな財産となっている。昭和60年、先代の社長が亡くなると同時に38歳で社長に、平成4年に南箕輪村へ新社屋を建設し移転する。
技術革新の大きい印刷業界の中で、必死に仕事漬の生活を続けてきたが、「印刷は文化を耕す」と、仕事に誇りを持ち、多くの人とかかわりを持てることの喜びを、改めて感じているこのごろです。